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失恋の色

失恋のハウトゥーなんて人十人十色だ。酒を飲んで騒いでみたり、暴飲暴食してみたり、新しく人を探したり。メジャーどころはこんなとこだろう。僕は特別なことはしない。理由はあるけれど、長いのでまた今度にしよう。

一ヶ月ほど前に彼女と別れた。

なかなか辛かったけれど、今日まで特別なこともせずに過ごしてきた。と言いたいところなのだが、失恋したのに淡々と暮らす僕から諦めや死の臭いを嗅ぎ取った友人数名にテスト前だと言うのに色々連れ廻された。世界の女性の数が30億として60億の乳房を揉むまで僕が死ぬわけがないのに。この指が砕け散ろうとも僕は・・・。

「女なんて星の数ほどだから」

「まあ、そうですね」

「ん?じゃあ、なんで俺に彼女出来ないんだよ」

僕に当たりちらす彼は22歳童貞。2chの言葉を借りれば喪男。ただアドレスの件数は僕よりはるかに多い。ちなみに僕の携帯に入っている女性の電話番号の件数。母親を足してゼミで交換した業務的なメールしか交わされないアドレスを加味しても二桁に届かない。どうなってんだ、この世界は。

「出会いがあるのに出来ないってことはまあ、なんだ、きっぱり諦めろ」

「お前を殺して俺も死ぬ」

ここまでは普段どおり。少し喫茶店で語らう回数が増えたのと話の内容がほんの少し恋愛、ガールズ寄りになっただけだ。

「ああ、この子、バイト先のAちゃん。お前に紹介しようと思って」

僕の日常を壊すのは電話を取ると「ファミレスに来て」「いいから」「出来るだけ早く来て」のこの三つを繰り返し、行ったみたら女の子がいて「ダレコノヒト」と思っていたら二人で恋の花咲かせませんかみたいな紹介をされるパターンだ。そっとしておいてくれ。

「おまwwこんな可愛い子wwwwwwwやべwwwよだれwwwwwww」

紹介された刹那、饒舌に語りだす男がいた。僕だ。ありがた迷惑だとしても友人の好意を潰すような真似を誰が出来ようか。少なくとも僕にはとてもとても。ここが友人を建てねばならぬ。目の前にいる女の子がそこそこ可愛くて雰囲気・胸もよしと僕の108の項目をクリアしたからではない。

「仁成君って休日なにしてるの?」

「ほとんどバイトかな。バイトない日はベースとか本読んだり。あとカメラ持ってどこか出かけたりするよ」


嘘である。


ベースなんてせいぜい二、三時間しか弾かないし、一日中シャッターチャンスを探してブラブラするわけでもない。大半の休日はネットに捧げられた。エロ動画、ニコ動、テキストサイト、mixi。さきほど会ったばかりの女子にこれをぶちまけれるかと言えばイエスだ。羞恥心なんて子宮に置き忘れた。しかしぶちまけた上で友人を建照れるかと言えば、ノー。不可能だ。だってこんなの人間のクズじゃないか。

「おまwwwニコ動はどうした?wwwwwこのニコ厨wwwwww」

なんでこんなことになったのだろう。彼女と別れたときそう思った。そして意味のないIFが頭を駆け巡った。俗に言う「あのときこうしていれば」だ。今回も同じように分岐点を探したが、見つからなかった。僕は分岐点に関与していない。砂の粒ほども僕は悪くない。全ては友人だ。

「ニコ動って何?」

「ニコニコ動画の略だよww知らないとかwww人生損しているよwwまじでwwwwwww」

電車男以降かなり寛容になったとは言え、完全に市民権を得たわけではないネット。ニコニコ動画のことを話す機会はイケメングループに籍を置く友人にしてみれば貴重なのだろう。誰かとこの喜びを共有したい。そんな気持ちが友人を狂喜に駆り立てた。誰も悪くない。でも、死ね。この後、エアーマンが倒せない、初音みく、アイマス等ニコニコ動画を好んで視聴している方々にはおなじみのワードが友人の口から飛び出し続けて相槌を打つA。そして僕は蚊帳の外だった。

「助けて」

目は口ほどに物を言う。そんな諺がある。初対面の女子だ。意思疎通なんてほとんど出来ていない。ただAは確かに目でそう言った。

「まあまあ、ニコ動画の話はまた今度にしてさ。バイトはどう?楽しい?今俺もバイト探しててさ」

思い立ったが吉日。タイミングを見計らいすぐさま友人の話を折り、話題を提供。往年のトルネコのガーゴイルを思い出す1ターン二回行動。僕の活躍によって一人の少女が救われた。あとはお礼におまんこのほうを・・・・。

「普通。んでさ、フタエノキワミ、アッーwwwwwwwwwwwwwww」


神は死んだ。


「ごめん、無理だった」

「しかたないよ」

「諦めよう」

「だね」

こんな会話が二人の目と目でなされたなんて知らずに友人は喋り続けた。そして夜がふけ、お開きに。僕がAについて知ることが出来たのは名前とバイトと在校している学校の名前くらいだ。

「お前ら連絡先交換しろよ」

僕ら二人は音よりも早く赤外線を交わした。どの口がと思ったが、もうめんどうなことはいやだ。

「今度二人で飲みに行こう。仁成くんのこと知りたいし」

ファミレスを出てえらい目にあったと思っているとAにそう言われた。いい娘だ。大抵ならこのまま何も言わずに帰るだろう。僕ならそうする。そうしようと思った。まだ判断は早いが、客観的に見てAとはいい付きあいをすることが出来ると思う。なぜなら喋っていないようで僕らは目で会話し、そして分かりあえたから。

しかし、僕にその気はない、全く。

ニコニコ動画を見ない女子なんて恋愛対象に入らないでしょ。無理無理。この調子だと2chは勿論テキストサイトも見なそうだし。ネットやらない、即ち趣味があわないんだよ。趣味がベースとカメラだとしたら?それでもない。あんなもんよりネットだ。とにかくネット。ネット万歳。ネットに跪きたい。ネットに抱かれたい。ネットの靴ならなめれる。ネットになら生涯費やせる。ネットのためなら世界を売れる。ネットのためなら死ねる。

その後、反省会と評してAを返した後、ファミレスの前でニコ動話を繰り広げたのは言うまでもない。




フタエノキワミ、アッーwwwwwwwwwwwwww

彼女はペヤング

「女子よりもむしろ男の方がロマンチックだ」とたまに聴く。僕もこの論を主張する。今日はこの論を証明するサンプルになる話をしたいと思う。




彼女の瞳を見つめていると僕はいつも余計なことまで話してしまう。そう早い話が失言。瞳が言葉を吸い込んでいるような気がするって言うのはこじ付けに過ぎないのだけど、その日もそうだった。


「君は僕にとってペヤングだ」

僕は「またやってしまった。」と思って彼女から目を逸らして煙草に火をつけた。彼女は「ふふっ。」と下をむいて笑ってすぐに僕の方を見て「どういう意味?」と聞いた。

顔を動かさないまま彼女のほうを見ると彼女は透き通るような笑顔で僕は少しくらりとした。

彼女の方を見ないまま煙草をふかしていると彼女は諦めたのか話を変えたので僕はようやく彼女のほうをむいた。その日、ペヤングの話が出ることはなかった。


数日後、彼女と手をつないで街を歩いていた。僕はボーッとゆっくり歩いて、彼女はショーウィンドウを見つめながらやっぱりゆっくり歩いた。

急に彼女が僕の方をむいて

「ねえ、この前の君は僕にとってペヤングだってどういう意味?」

僕は焦った。言わないほうがいいのではないか。そう思った。


実はこの「僕にとってペヤングだ」と言う言葉は正確じゃない。「君と僕の関係は僕とペヤングの関係のようになるかもしれない」こちらのほうが正しい。僕とペヤングの関係が生まれたのは確か、去年の夏だったと思う。でも去年の夏の話をする前に2年前の春の話をしなければならない。


2年前の春。3月に高校を卒業して大学に入った。

まだ授業が始まって間もない頃、なんとなく一緒にいるようになった友人といえるかどうかも分からないクラスメイトとコンビニへ昼食を買いに行った。僕はカップやきそばを食べることにした。いつもはUFOばかり食べていたのにその日は違った。そうペヤングを手に取った。何故ペヤングを手に取ったのかは思い出せない。華やかな大学生活を夢見て浮き足立っていたせいかもしれない。


それから僕らはいつも一緒だった。昼食、夕食、夜食。朝食にペヤングを叩き込んだこともあった。朝帰りした時に最寄り駅近くのコンビニの前でうんこ座りで出勤途中のリーマン片目にペヤングを食べたのもいい思い出だ。


未来永劫、僕らのこの関係は続くと思っていた。でもそれは案外簡単に壊れた。


話は大学生活も今までの学生生活の延長で僕の学生生活はどうあがいたって灰色なんだとようやく分かった頃へ飛ぶ。そう、去年の夏。

大学と家の往復で必修の講義だけ受けてちゃっちゃと帰って家でネットの繰り返し。ちなみに昼食はやっぱりペヤングだった。

その日もいつもと同じで退屈な講義を受けてペヤングを食べて帰ってパソコンをつけた。いつもと違ったのはwikipediaでペヤングの項目を見たことくらいだった。でもそんな些細の出来事はその日を特別にするに十分に値する出来事でなんでそうかって言うとペヤングの名前の由来が「若い(ヤング)男女二人(ペア)で食べて欲しいから。ペアとヤングを足した。」ってなセックス臭漂うものだったって気づいてしまったから。

ヤラハタ直前の喪男だった僕はそれがいたく気に入らなくて勝手に「裏切られた。」なんて考えた。いや、実際に裏切りだ。例えば、ペヤングのパッケージがもうちょっとオシャレだったり、ラブい感じだったりするなら分かる。でもあの地味なルックスでその由来を図り知ることはできないと断言できる。カップル向けよりも独身向けにしたほうがピンとくるものがある。


それから僕はペヤングを一切口にしなくなったかと言えばそうではない。名前がくそったれで
も味には変わりない。ペヤングの本質は保たれたままだから。

冒頭の「君は僕にとってペヤングだ。」これはもしも彼女に裏切られたとしてもきっと僕は彼女のことが好きだと言う意味だった。「そんなときが来るとしたら」そんなことを考えて僕は寂しさに殺されそうになった。


これを彼女に全てぶちまけると彼女はすごく笑って「安心した」と言った。


それからすぐに続けて

「いやー、ペヤングってどういう意味か分からなくなって男友達に相談したんだけどねー。そいつがカップラーメンオナニーなんじゃね?お前は気持ちいい。とかすごい断片的なんだけど、まあ、そんなこと言ってたからそういう目で見られているのかと思った」

と言ったから僕は噴出して顔を鼻水まみれにした。


これを女子よりもむしろ男の方がロマンチックだ論を証明するためのサンプルとして提出します。
彼女をペヤングに例えたことについてはまた今度話し合おう。

夏が終わる頃

去年のことだ。夏の初めとともに僕は一人の女子と付き合い始めた。初めての彼女だった。僕はデートの場所決めに困る所か彼女にどう接したらいいかも分からず、毎日疲労していた。二ヶ月を過ぎた頃疲れはピークに達した。めんどくさいという感情が彼女に対する愛情に勝った。彼女の存在が疎ましくなった。そんな僕の心に気づいたのか、彼女は「友達に戻ろう。」そんな言葉を残して去っていった。夏の終わる頃だった。


それから僕は普段の生活に戻った。自分のことさえ考えていればいい。気楽な、自由な生活。今まで彼女とのデートに使っていた時間と金はAVに変わった。現実の女子からはぐんぐんと遠ざかっていったが気にはならなかった。AVがあればよかった。時折思い出される元カノの顔もすぐに忘れた。

しかし、そんな幸せな時間も長く続かなかった。射精後に訪れる特異な時間。誰かが言っていた。「オナニーが終わった後って凄く冷静でいられるんだけど、この時間がずっと続けば俺は今頃ポルシェを乗り回すIT社長だったはずだ。」と。唯一男が性欲と言う呪縛から開放される時間。

僕はこれを「オナニーの向こう側」と呼んでいる。

オナニーの向こう側ではAVなんて不要なんだけれど、停止ボタンを押さない限りその間も女優は画面の中で淫らに踊る。性欲から開放された僕はぼーっと女優を見つめ続けた。するといつもの淫らな女優、言い方は悪いがメスが一人の女子に見えた。AV女優といえども一人の女子。それに気づいた。

AV女優なんて「ファンです」って言ったら当りかまわずセックスさせてくれるようなビッチだと思っていた。でも、皆が皆淫乱ってわけではないはずなのだ。

例えば「お父さんが死んじゃって家計が苦しいから私が稼がなきゃならない。」とかそんな涙、涙のエピソードが。あるかもしれない。画面から見て取れる情報を全てとは思っていけない。そんなことを冷静な頭で考えていた。しかしオナニーの向こう側なんて光の速さで終わる。僕ら男は性欲と言うカルマに縛られて生きているんだ。「AV女優可哀相。僕が守る。」とか考えているうちにちんこがいつの間にか立ってて二回戦へ。そんなことが何回あった。


最初の認識の変化から二週間ほど過ぎたある日。その日は金曜日で時間は日付が変わる頃だったと思う。金曜日の夜に健全なもてない男がやることと言ったら一つでなんだ?って問われればオナニーしかない。僕も健全なもてない男であったから、「それはそれは濃いオナニーをかましてやるぞ。」と意気込んでAVを購入しに行ったのだ。

AVショップの店内にはやる気の見れない店員と安月給で風俗にすら行けないようなおっさん、母親が買ったような服を着る青年がいた。店内に設置されたビデオからAV女優の喘ぎ声が漏れていた。そんな掃き溜めみたいな所で僕はAVを選んだ。

一時間くらいたっただろうか。好みの女優を見つけた。顔、体ともにエロく、プレイ内容もよさそうだった。僕はすぐさまレジに持っていき料金を払った。

家に着くなり、AVをプレイヤーに挿し込む。いいAVってのは1分見りゃ分かる。

「これは正解だ」

にやりと笑い僕は本能に身を任せた。

数十分後。

そこには果てた僕がいた。果てた後に訪れる冷静でいられる時間が訪れていた。画面の中で乱れる女優。いつもなら女優の体、家庭事情を思って涙する所なのだけれど今日は違った。

「誰かに似ている・・・・?」

下半身を露出させたまま懸命に思い出そうとしたが、無理だった。考えている途中でまたピンコ立ちになった僕は二回戦へと進んだ。

それから何回果てたか分からない。中学卒業と同時に精力が弱まったが、その日は買ってきたAVがよかった。良い買い物をしたとほくそ笑みながら床に付いた。

それから幾度となくそのAVを見た。飽きはこなかった。しかし一向に誰に似ているかは思い出せなかった。たいして気にもしていなかった。




そのAVを買って二ヶ月過ぎた頃。携帯のアドレスを変えようと思い立った。今までの僕のアドレスはshine_shine_oreと言う自虐精神丸出しの卑屈なアドレスだった。生きろ、俺。ともに生きよう。

さすがにこれはまずいと思い、アドレスを変えることにした。

アドレスを変える際にやらなければならないことがある。アドレスを変えたことを通知しなければならない。この作業の時にMAILER-DAEMONって言う人からメールが何通も来て本当に鬱陶しかったのだけれども、それ以上に僕の心を動かしたことがある。

もう別れて数ヶ月たつ元カノのアドレスがあった。
「友達に戻ろう。」
そんなことを言っていた割に連絡は一切なかった。

「また連絡が来るかもしれない」

「もう僕のことなんて忘れている」

そんな気持ちが交差した。
結局、僕はアドレスを元カノのアドレスをそのままとっておくことにしてアドレス変更メールは送らないことにした。踏ん切りがつかない中途半端な選択。


それからまた数週間後。ファミレスで友人と喋っていた時のこと。僕が席をたち、トイレに行っている間に友人に携帯を見られた。そして元カノのアドレスが入っていることを知られた。散々けなされたのを覚えている。

「未練たらしい」
「キモイ」
「ばらされたくなかったらここ(の代金)お前もちな」

僕は何も言い返さなかった。力なく笑ってやり過ごした。ただ最後の一言を言った奴だけは思いっきり向う脛蹴っ飛ばしてやった。

その帰り道。友達と別れ原付の上で「元カノのことが好きなんじゃないか?」と自問自答を繰り返した。答えは出なかったけど、やはりアドレスは消せなかった。ただこのまま中途半端なままにしておくのは良くないと思い、消すか連絡するか。どちらかにしようと決めた。


三日後。

僕は元カノのアドレスを消した。僕が出した答えは僕がアドレスを消せなかったのは恋愛感情からではなく、元カノに一言謝りたかったからなんだとということ。これが正しいのかどうかは分からない。しかし、元カノは元気にやっていると風の噂で聞いた。僕よりイケメンで面白い彼氏もできたと。今更僕が謝ったら不快なだけだろう。そう考えるに到り、消した。これで一区切り付けることができたと思った。


答えを出したその夜。僕は上記のAVを鑑賞していた。淫靡な声を出し、上下に運動する女優を見つめながら僕は果てた。そしてまたあの時間が来た。見れば見るほど誰かに似ている。今日もまた誰か考えた。あの時間が終わりを告げる寸前に僕は悟った。


元カノ。


その女優が似ていたのは元カノだった。

目力のある大きな瞳。まっすぐに通った鼻筋。すっとした輪郭。

元カノの顔の特徴を全て抑えていた。


それ以降、そのAVでは一切抜けなくなった。AV女優が元カノに見えて仕方がなかった。僕と別れた後、親父さんが死んでしまって元カノが稼ぐしかない。そんな状況になっているのではないか。もしかしたら僕と別れたのはAV女優になるからで負い目を感じたのではないか。そんな考えが頭をめぐるからだ。そして何より、吹っ切れたと思っていた元カノを吹っ切れていなかったことにショックだった。


そして未だにそのAVを手放せないでいる。

浮気の定義

友人とミスドでポン・デ・リング食いながらドラゴンボールの話してたんです。


いやね、ミスドって本来ならもっと可愛い、ファンシーな会話をするべき所である所は分かっているよ。漫画の話するにしたって少女マンガ限定なんでしょ?「彼氏彼女の事情読んだ?」「ああん、読んだ、読んだ、ああん。」みたいな具合に。でも僕の口から出るのは「16号の死に様はかっこいい。」

自分が怖い。

そんなファンシーなミスド。向かいには女子高生、横には女子大生、後ろには主婦(セックスレス)。正面の女子高生をふと一瞥すると、あら驚いた。紺のスカートから布が、パンツ様がチラリと鎮座しておいでだった。花柄のパンツが丸見えておいでだった。


瞬時に頭の中にポルナレフ(パン!ツー!丸!見え!)が現れて「死に様と言えばポルナレフはあれ生きてるの?」とドラゴンボールからジョジョへのまさかの転換。


正直ね、僕はずっとドラゴンボールの話したかった。でももう頭の中がパンツ一色だった。シェンロンが目の前にいたら確実に「ギャルのパンティーおくれ!」って言ってた。「ポルナレフって最後亀にのりうつるんだよな。」とか話してくる友人の言葉を適当に返しながらパンティーについて本気出して考えてた。


そもそもあんなもの布。着衣。ていうか、パンツなら僕も履いてるわ。しかし本質的に違う。僕のパンツは履く物。パンティーは見るはたまた脱がすもの。じゃあ、何故見るものとカテゴライズされるのか。例えば、水着のグラビアを見る時はパンツは見ない。胸の谷間であったり、すらりと伸びる足であったりを見る。水着と肌着の違いは用途が異なるってだけで似て非なるものではあるけれども、違いはほぼない。じゃあ、なんでパンティーを凝視するのか。そして今見えているパンティー。いや、これをパンティーと断言できるか?水着かもしれへんで?ああ、分からへん。世の中分からんことばかりやで。パンティー奇想天外や。


なんて考えながら友人と会話できるはずもなく、調子がおかしい僕を友人が怪訝な顔で見つめてくる。僕は煙草に火をつけ煙を吐いて言った。


「お前の後ろにいる女子高生パンツ見えてる」


友人は驚くくらい次の言葉を出すのが早かった。


「席交換しろ。パンツなら彼女の見ろ」


僕らは静かに立って席を交換しあった。


席を替わるとすぐに友人はするどい目付き、獲物を目の前にする虎の様になり、パンツを見つめた。僕は皿に残る砂糖を指でなぞりながら時間を潰す。数十秒後、ひとしきり眺め終えたのか友人が口を開く。


「女子高生のパンツ見るとか浮気じゃね?」


「ううむ。」僕はこれしか言えなかった。例えば僕が女子高生のパンツを見て欲情していたのなら、女子高生と一発交えたいなんて考えたらもう浮気だろう(欲情=浮気。僕の持論)。しかし僕がパンツを見た理由ってのは単純なもんで「そこにパンツがあったから。」これにつきる。パンツの存在を確認したなら僕の両の眼はブラックホールに吸い込まれる星のようにパンツに吸い込まれる。そして思う。今日はいい日だと。

たかが布。されど布。20超えて女子高生のパンツで興奮する奴なんてそうそういない。でもパンチラを見れただけで何故か幸せな気分になれる。例えば、朝一でパンツを見れた日には「今日は素敵なことがある。」なんて前向きになれる。男ってのはそんなもの。であるからして「他の女子に欲情することは浮気である。」と定義するとすればパンツを見るのは浮気ではない。


しかし、まあ、友人の「女子高生のパンツ見るとか浮気じゃね?」と言う声が予想外に大きくて女子高生の耳にすることになり、僕らはミスドから急いで退出せざるを得なくなった。

僕は「パンツ見た罰か。」なんて少し笑ってミスドを後にした。

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