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エバーエバー

いい小説を一冊読み終えた時、それは僕の中で知識、教養と言われるの英知として保存されるのだけれどもどこかに喪失感を感じる。もっと言えば別れのときの感情だ。一つの話の中の色々な登場人物との別れ。読書の楽しみの一つである「これからどうなるんだろう」が完全にではないけれど殺されてしまう。冒険を終えた勇者のエンディングは幸せに暮らすが一般的なものだと思うのだが、そこを想像しても面白くはない。幾度の困難を乗り越えて結ばれた恋人の結婚生活をより深くストーリーとして紡いでいくのは少し味気ない。どのように魔王を倒すのか。どのように初めてのキスを交わすのか。そこの想像が一番楽しいのだ。でも答えを知りたいから僕は読み解いていく。そこに何があったとしてもかまわない。それくらいの面持ち出だ。

だが、現実世界は違う。自分が主役であるから自分に全てがかかってくる。魔王を倒すのもキスをするのも自分なのだ。魔王を倒せないかもしれない。結ばれないかもしれない。正直、そこに何があってもかまわないとは言えないけれど、それでも僕は進んでいくしかない。それが一つの話の登場人物としての役割だから。


初めて付き合っていた彼女との出来事を書いた記事がある。

夏が終わる頃

リブスルウディス


始めに書いた夏が終わる頃」は以前やっていた「大学ノート。」と言うブログの記事なのだが、気に入っていたため持ってきた。他の人から評価されることもあったし、何より自分で書いていて手ごたえを感じたからだ。今見ても当時書いた記事としては・・・と我ながら思う。

次に書いた「リブスルウディス」であるが、表面上はとても嘲笑めいた出来映えになっているが、その当時の僕はこれを書かずにはいられなかった。その心持ちは別として内容の出来は僕のブログの中ではそこそこだと思っているので一周年記念の記事にもなっている。勿論これもお気に入りと言う奴だ。

でも正直なところ僕らの二人の物語は夏が終わるころで終わりにしておきたかった。と言っても現実派そうはいかなくてリブスルウディスに至るし、その前からもう物語は始まっていた。

夏が終わる頃を書いた後に高校の同窓会があり、その彼女を紹介してくれた友人から「今、あいつはこういちと付き合っているよ」と耳打ちされたのだ。そのこういちと言うのは本来ならその同窓会に参加しているはずのメンバーで数十分ほど前に僕が「なんだよ、あいつ来ないのかよ」と言っていた「あいつ」であった。古くて汚い学び舎で僕とこういちはともに笑い、まあ笑った。特に涙するような出来事はなかったが、こういちと僕は友だったのだ。そのこういちと彼女が付き合っていると言う事実は僕の脳を刹那の刻ブラックアウトさせるには十分だった。

「あいつとこういちが付き合い始めたのが8月の始めの頃でさ」

頭の良い方ならピンと来ただろう。僕と彼女が別れたのは夏の終わり。そう題名の通り。そしてこういちと彼女が付き合い始めたのが8月初旬。浮気である。僕はトイレと言って席をたち少し嘔吐物の匂いがする狭い個室で泣いた。教えてくれた友人を恨んではいない。教えてくれてよかったとさえも思う。その当時の僕は彼女に何もしてやれなかったことを後悔しており、その胸のつっかえが少しだけ取れたのだ。

魔王を倒した勇者が幸せに暮らせるかどうかは分からない。魔王を倒したその力に怯えるヒトだっているだろう。お姫様と二人幸せにとはいかないのだ。

とは言ってもリブスルウディスと言う中傷を書いた理由にはならない。物語は進んでいく。魔王を倒した後も生活はあるけれど、それをゲームにする必要はないのだ。では何故書いたか。これはもう単純な理由で黒い感情から。それだけ。釈然としなかった。その仕返し。

さて今日これを書いた理由はさらに進行した物語を書くためである。前記の通り物語が続いてもろくなことが起きない。話としては関係ないが、「リブスルウディス」からも少し話が進んであの彼女の好意は結局消えてしまったらしい。気の迷いって奴だ。物語ってのはこんなもんだ。書いてもしかたない。読んでもしかたのないものなのかもしれない。こうしてウェブに載せてはいるけれど、気が進まないのであれば読まないのもまた手。追記と言う形式をとらせていただくのでどうぞ検討していただきたい。また夏とリブを未読の方には楽しめない内容であることもお伝えします。読むなら読むのがベターです。

さて、今回の更新が二つの更新のようにお気に入りに入るかどうかは分からないけれど、それでもその期待度は他より高い。そんな記事を少し早いですが今年最後の更新とさせて頂きます。一年間ありがとうございました。よいお年を。物語の続きをお読みになられる方は続きを読むをクリックしてください。では。


石油のヒーターを押入れからひっぱりだして火を入れた次の日。ヒーターから出る熱い空気を足に感じながら小説を読んでいると机の上の携帯が震えた。ブブブブブ。その音に驚いて僕はなんとも情けない声で叫んだ。高校入学から携帯を持ち始めてもう数年経つけれど、未だにバイブレーションが出す音に慣れない。

「誰だよ・・・」

一人の部屋で数百回と繰り返したおなじみの悪態をついて携帯を開いた。‘初カノ’を紹介してくれた友人からであった。

「なんか○○がアドレス教えて欲しいって言ってるんだけど」

今読んでいるページにしおりを挟んで小説を置いて電話を架けた。元彼女が連絡先を知りたがる理由を聴くために。

十数分の電話の末に分かったのは僕と仲良くしたいとか。前述の元彼女の現恋人であるこういちに連絡を取る旨は教えていないとかそんなことだった。僕は電話の終わりに僕の連絡先を教えるように告げた。リブスルウディスを書いたときのあの黒い感情はもうとうに冷めてそれを反省できるくらいにはなっていたからだ。そして僕は彼女の口から最後に聴いた「友達に戻ろう」と言う言葉も忘れていない。

次の日に元彼女からメールが来た。近況報告を主に適当な雑談を交し合った。昔を思わせるほんわかとした雰囲気。そこにもう恋愛感情はないけれど、違った感情が確かに在る。物語の完結が見えた気がした。あとは彼女の口から今こういちと付き合っていることを聴くだけ。いや、聴かなくてもいいのかもしれない。ここが完結かもしれない。夏が終わらないから紆余曲折、色々あったけれど僕達の関係は一応すぽっと収まるところに収まったのだ。

しかし、物語は終わらない。

題名:Re
松山ケンイチかっこよくない?docomoのヒゲの奴超可愛い

(絵文字の感じを再現しきれませんでしたが、実際は普通です)

題名:Re
かっこいいし、可愛い。だって俺と身長・体重同じだから。

題名:Re
うわ、まじで?最悪

題名:Re
マジ。今は髪型も似たようなことになっている。


それからずっと元彼女から連絡がない。
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