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[PR] ポイント ギャラクシー イブに男が一人の理由

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イブに男が一人の理由

「クリスマスの予定どうなっているんですか?」

休憩室で煙草を吸いながらまだ世話しなく動く人々を眺めていた。一足早い終業を楽しむ俺。気だるげ。物憂げ。まあ、そんなのはカモ。カモフラージュ。少し早めに上がるのは悪いと思うから控えめにしているだけ。ちょっと早目にあがってすみません。でも静かにしとくんでってスタンス。でも本当は「まだ働いているとかざまあねえな!」と頭を叩いて回りたいのを我慢している。他の人たちが上がるまでの数分にエルドラドの輝きがあるんすよねえ。すぅぅうううう(じじじ)はぁぁああああああ。今日も煙草がうまい。

煙草を半分くらい吸ったときに一人の男の侵入によってその時間は終わる。そして上記の言葉「クリスマスのヨテイ」によってナイトメアへと暗転したのであった。

「うるさい、黙れ、死ね、来世でも出産五秒後に死ね」

言いたいこともいえないこんな世の中じゃポイズンを噛み締めて夜の9時までここで働く予定である旨と最近PSPを手に入れたこと。かつソフトを数本貸してもらったことをアナウンスした。簡単に言えばバイトとそれが終わったらゲーム。そういうこった。

「えー、つまらない」

僕は腰に吊るした愛刀和泉守兼定に手をかけて俊足の抜刀を見せた。何が起こったのか分からない。そんな顔をする目の前の間抜けを尻目に刀を納める。

しゅっ!すうううううぅぅぅぅ・・・・。キンッ!

ツバと鞘がぶつかったときに上がる鋭い協和音に反応してか「ひい!」と彼が恐怖の悲鳴を上げた。そしてその刹那音もなく絶命す。兼定は確かに彼奴の喉元を斬り裂いていたのだ。享年19歳。池田屋に散る。

「うるさい、黙れ、死ね、来世でも出産五秒後に死ね」

実際の僕は新撰組でも土方でもないのでチャンバラとしゃれ込むわけはなくただ僕の感情をぶつけた。仏の顔が三度までなら僕の顔は二度くらいでいいだろう。我慢したほうだ。

「えー、起こらないでくださいよ。女の子紹介しましょうか」

目の前にいる男は俗に言うモテる男で365日毎日違う女を抱こうと試みても失敗しないのではないだろうかとそんな容姿をもっている。本来であれば憎くてしょうがないのだが、そのときばかりは彼の背中に後光を見た。

「おっぱいが大きい娘はいるかね?」

普段であれば一本吸ったらそそくさと帰宅するのだが、その日はもう二本目に火をつけた。けして女の子を紹介して欲しいとかではない。吸いたかっただけだ。あっしはどうしようもないニコチン中毒でさ!

「うーん、乳首黒いけど、一人Fカップがいますよ」

「あー、じゃあ、いいわ。お疲れ」

カバンとトレンチ、それにマフラーを脇に抱え出口を目指す。もう夜の11時だってのにオフィスはまだ人が大勢いて人々はそれぞれの目的に向かってばらばらに動く。それを右へ左へ動いて交わし手はカバンを持ち替えながらトレンチを着てマフラーを巻く。ニューヨーカーに最低限求められる所為だ。外に出ると真っ先に冷たい風が全身を打った。ニューヨークの冬は厳しい。深く息を吐いてまた吸って俺は人ごみに消えた。トレンチの襟がパタパタと風でなびくたびに俺はマフラーに顔をうずめた。「24」第3億シリーズ完。

「乳首が黒いとかなんなん?彼女の乳首が黒いとか絶対ない」

なんでだろうか。僕は彼女となる人に春に咲くあの花の色を求めてしまう。百戦錬磨な香りがするから。それがアンチブラッキーの一番ボピュラーな理由なんだろうけれど、AV女優を見ていると乳首の色と咥えた肉棒の数は関係ないってのは一目瞭然だから僕は気にしない。

「では、何故?」

明確な理由はない。顔の好みとかそんな嗜好と同じように僕は桜色の乳首を愛している。それと同じように黒い乳首は苦手なのだ。ただそれを否定することはしないし、時にはその筋のAVで抜くこともあるだろう。ただ彼女の乳首は桜色で。そこはどうしても譲れない。ただそこに論理はない。薄い色素を求めている。

容姿とか性格とは違って乳首の色は付き合うまでから分からないから。もしも好きな人が黒い乳首だったらと思うと一歩踏み出せない。これが今日僕が一人な理由。そして明日も明後日も僕は一人だ。願わくば乳首を自由に見れる世界を。そんな優しい世界が来るまでもう少し僕は一人でここにいるよ。
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