カウンター
[PR] ポイント ギャラクシー 前髪の行方

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

前髪の行方

「生理的に無理」

もうかなり前の話だけれども髪が長かった時期がある。ベリーショートに近い今の僕と比べてのことだから特別長いとはは言えないけれども、それでも平均より長かったのは確かだ。

「かっこよくしてください」

その長い髪をばさりと切った次の日バイトへ向かう僕の足取りは軽かった。俗に言う本当の私デビュー効果である。二時間程度労働に勤しむと店長が帰った。鬼の居ぬ間にとぞろぞろバイトが集まって休憩室でサボり始め、僕も煙草を吸っていた。そして髪を切った次の日のお決まりである「髪切った?」「切ってないです」を3セットくらいこなしてまだまんざらでもなかった4セット目。僕の前髪に対して全面的なノーセンキューを意味する一番上のそれ。僕の前髪は逃げ出した。

「だってマゾなんだろ?」

マゾだけれどもね。全ての罵倒がオーガズムを導いてくれるかと言えば断じて違う。言葉、状況、発信者。全てのピースが噛み合った時に僕らは悦ぶ。例えば恋が終わる時の「最低」とベッドで繰り出される戯れとしての「最低」は全く異なるものであって前者の一般的なそれで勃起する変態は僕だけでいい。

「少し瑛太っぽくない?ないか。ふーん」

とにかく前髪を拒否されて僕はひどく狼狽した。少し某人気俳優っぽいんじゃあるまいかなんて考えていたもんだから僕の精神はPTSD直前。結果「襟足はオッケーですか?」「うん、大丈夫」「やっぴー!!」なんて甘きに傾く始末。前髪は未だに姿を現さない。

「前髪をまんこにつっこんでやるべきだった」

僕の前髪を取り戻すためにはどうしたらいいかなんて一向に分からなくて前髪がない分広がったオデコを見るたびに僕は泣いた。涙が枯れたのと同じくして血尿が出た日に何か見つけれる気がしてまた同じ髪型にした。

母「その髪型どうにかならないの?気持ち悪い」


頭が家出した。
スポンサーサイト

Comment

10時以降に外出するときはいつも「不審者に間違われないようにね!」と言う僕の母よりは理解力があるんじゃなかろうかと思います。

私の前髪が笑ったww

「やっぴー!」
っていいな。久々に聞いた。

「前髪が長いとネクラに見える」
と父から言われました。
彼に「お洒落」は通じないようです…。

投稿

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

http://galaxy000.blog123.fc2.com/tb.php/75-c1d60e3b

 | HOME | 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。