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[PR] ポイント ギャラクシー 青春は学び舎

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ノンフィク > ?

急に大人になった気がした18の春。

いくつかある講義棟の場所と番号をやっと憶えた頃に彼女と出会った。当時所属していたサークルの飲み会で隅っこの方であぶれた男三人で世間話をしていた。あの頃はずっと現実と理想の大学生活の間でゆらゆらしていた。

頭の中でこのままサークルに居るか居ないかを一人で検討している僕に彼女が「こっちは静かだね、落ち着くと」寄ってきたのが一番最初。一見すると失礼にも聴こえるのだけれど、彼女の持ち前の雰囲気と話し口調からその言葉に悪意がないことなんてすぐにわかって僕は彼女を向かい入れた。同じテーブルなはずなのにイッキのコールがやけに遠くに聴こえる。

「初めましてだね」

彼女の言葉を皮切りに自己紹介を交し合う。名前と学科だけと出身だけ。実のところその前から僕は彼女のことを知っていた。

「あいつはすぐやれる」

そう噂されていたのが彼女。

「4」

それが彼女と今現在関係がある男。セフレが三人。彼氏が一人。どうにか四人目になろうと周りはアプローチ合戦で僕はモテないグループにいて。生ぬるいところでそれを遠くから眺めていた。

そんなのにうんざりして彼女が僕らの席に来た。今にしてみればなんとも情けない話ではあるけれど、その当時はうれしかった。サークルの中心にいる奴らに対して初めてもてた優越感。僕がもしも中心にいたらあいつらと一緒の行動をとっていたに違いないのだけれど、でもその道の違いの分だけ清い自分もまた誇らしかった。

その日は二次会までの数十分彼女の話を聴いた。彼氏のこと。30代後半で既婚者で子供が二人。

彼女の体の全身に男の匂いがついている気がして僕は気分が悪かった。少し白い肌とピンクの唇。細い指。全てに男を感じれた。顔、声、スタイル、常識、知性、マナー、立ち姿。完璧超人のレベルで彼女は高得点を掻っ攫っていったけれど、僕は苦手だと思った。そしてかなり寂しく、切なかった。

サークルをやめた次の週学食の横の喫煙所で友人を待っていると遠くで僕を呼ぶ声がした。件の彼女。と言っても「佐藤君だっけ?」なんて拙い呼びかけだったけど。

「今週の飲み会どうする?」

僕は彼女にやめた旨を告げた。少し心苦しい。「残念だな」と僕の横に座って「私もやめようかな」と続ける。「あれ?これは・・?」なんて下心が出てくるけれど、すぐに奥のほうへ押し込める。得する人なんて誰もいやしない。

「あと何コマあんの?」なんて話していると友人が来て同時に彼女も去って行った。

そんなことが数回あって僕と彼女は大分仲がよくなった。「セフレと別れろよ。まんこ磨り減るぞ」なんて軽口叩ける程度に。恋愛感情は一切ない。友情でもない。変な関係。連絡先は交換しなくていつも昼に学食横の喫煙所で。

普段は適当なことを喋っていたのだけれど、彼女から相談を受けることがあった。恋愛ではなくて進路の話。一応童貞の僕を気遣ってのことだったらしいけど、進路のことも分からなくていつも「まだ先のことじゃん」と流してた。留学したいけれど、じいちゃんが許してくれない。そんなことを僕にしても。ねえ?

僕はいつも聞き手であまり自分の話をしなかった。だからかある時彼女に何か相談ないの?と言われて少し迷った後に。

「どうしたら彼女出来るかな」

彼女は大笑いして「もう悟り開く気だと思ってた」って。「もっと男らしくなれば彼女出来るかもね」これが確か彼女の真面目な答え。そんな真面目な答えを残して彼女は僕の前から消えて僕らの話は終わる。休学しているから。留学しているから。大学を辞めたから。彼女が死んだから。どれも違う。


僕が思い出すのを考えるのをやめたから。


芸術の秋に何か文学めいたことでもと思ってパソコンを開いて出来上がったのは収拾の付かない文章と花見で「おっぱい」と叫びすぎて居づらくなってサークルをやめた思い出だけ。

何かアクション起こしたくなる秋。皆様はどのようにお過ごしでしょうか。僕は憂鬱の秋を謳歌しております。あのとき作ったサクラの木の下のゲロの水溜りのように僕の心を憂鬱が侵食していきます。
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誰が僕を大人にしたの

急遽休校となった授業が出て僕と友人数名は二時間ばかし持て余すこととなった。まず最初に大学の一角で白く細いものを咥え、口から煙を出す作業に従事することにしたのだが、それだけで二時間潰すのは無理だからと言うことで会話の内容もこの時間をどうやって過ごすかに決まる。

「鬼ごっこしね?」

「いい年こいて鬼ごっことか無理」

僕の友人グループの中で一番頭が可哀想な男の提案を瞬殺する。これが昔崑崙山で大千人から習った喫煙所で頭の悪い大学生に効果がテキメンな必殺技だ。

「いい年じゃねえよ」

「いい年だろ、常考」

「いい年って何歳からだよ!」

東北在住の大学生馬鹿君(実名)の疑問に答えたいと思います、リアルでは崑崙山で習得した東北在住の馬鹿な大学生に効く必殺技を食らわせてやったよ。

さーて、ウェブ辞書とwikipedia先生を駆使して・・・ブックマークからそれらを開いていい年と打つ物の一致する項目はありませんと言う非情な文が僕の前に現れた。紙の辞書を手に取るとこれにもなし。と言うわけで僕の知識だけで説明します。拙ねえ。

ex形式で説明しますと例えば彼女にフラれた学生が友人を呼び出し朝まで飲み明かした。そこまれはいいが、その飲み会はひどいもので泣くわ、吐くわの大惨事。アルマゲドンそのものであった。

これをどう思うか人それぞれだと思うのですが、ギルティー!と声高に叫ぶ人は少ないのではないかと思います。しかし被告が40代のおっさんであれば別。絞首刑に処されるのです。しかし、中年からいい年と言うわけではない。その学生がアンパンマングミを食べていたとしたら。これはギルティーだ。バスティーユ行きは逃れられない。

要するにいい年ってのは相対的なもので個々人の年齢ふさわしい行動を取っていないと侮蔑の視線と共に「いい年こいて」をテイクアウトする羽目になるのだ。

「中学生レベルのブログやっているやつに能弁垂れるなよ」

全くもってあなた方は正しい。下ネタだらけのブログで何がいい大人だ。ちゃんちゃらおかしいぜって話ですよ。リアルでの生活もひどいもんで「うんこ」って言ってれば笑い取れると思ってます。女の子はお金でどうにかなると思っています。大学行ったら頭の中でテロリストと戦います。本当にひどすぎる。泣くしかないよ。泣くしか。もう20過ぎているんだぜ?もうすぐ社会人なんだぜ?生きていける気がしないよ。願わくば時よ、止まれ。


「とうちゃんがんばって!」

下から声がする。パンツをめくって中を見ると息子がいた。忘れていた。僕にはこいつが、いた。

優しく撫でてやると息子は微笑んだ。十数分のじゃれあいの後に手を洗いに洗面所へ向かった。


鏡を覗くと大人の顔になった男がいた。

俺の屍を超えてゆけ

中学生と喋りたい。

そう僕が呟いたらあなたがたはきっと「ロリコンだ」と騒ぎ立てるのだろう。何かと気持ち悪い、気持ち悪いと。ああ、もうそういうのは止めにしないか、うんざりだ。僕が女子高生、中学生が好きな理由ってのはもっと複雑だ。ただ単純にセーラー服にもぐりこんで・・・・・スクール水着を引っぺがして・・・・甘い香りのパンツを口に含んで・・・・・・とそう言った具合ではない。その複雑な理由ってのは簡略に書いても12000文字はいとも簡単に超えるだろうから大変口惜しいが、今回はセーラー服やスク水について熱く語るのはやめておこう。それに実は今回は女子は関係ないのだ。意外だなあ?うるせえ、黙っていろ。僕が喋りたいのは男子の方。

「ショタコンだ」と騒ぎ立てる奴はとりあえずぶん殴っておいてだね。本題に入ろう。男子中学生とオカズ事情について喋りたい。いや、僕が一方的にスピーチしたい。

僕らの中学生の頃は兄貴がいる奴が勝ち組でオカズのおさがりを貰ってた。そしてそれが一人っ子や長男組に回っていく。AVは貴重なもので特に裏はもう伝説の聖剣レベル。中学時代には一度しか見たことがない。ぶっさいくな女優だったけど、何回もそれで果てた。

今はおそらくネットでポン。携帯でポン。河原でかさかさのエロ本探すこともないし、コンビニで中学生にはお売りできませんされることもない。忌々しい。しかし中学生に何も罪はなくてただ運が良かっただけ。時代ってやつだからしょうがない。戦時中の人に平和でいいねと言われてもお茶を濁すことしか出来ない。

だから中学生は今を謳歌すればいい。インターネットを活用した素晴らしいオナニーライフ。ちんこをこすって成長していけ。俺も、お前の父親、じいちゃんもそうやって大きくなったんだ。

ただ覚えていてくれ。雨に濡れてぐじゅぐじゅになっためくるのに失敗してエロ本を破いてしまって俺のことを。

イーブン&フィフティー

「人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり」

上記は織田信長の言葉ではあるがはっきり言おう。今日の更新にはあまり関係ない。あるとすれば前半部分のみ。後半部は意味すら知らない、分からない。ただインテリジェンスに見せたいから引っ張ってきた。エッセンス的なものだ。

さて現在の日本。平均寿命は80。それを半分にするとどうなるか。40だ。簡単な算数の問題。でも尺度を変えるとどうだろう。例えば体感時間。

「楽しい時間は早く過ぎ、苦しい時間はゆっくりと過ぎる」

体感時間とは文字通り体で感じる時間だ。例えば、カップラーメンにお湯を注いだ後の3分は長いだろうけれど、仕事中、特に納期前の3分なんてすぐに過ぎる。塵芥のようなもの。

この体感時間と年齢は大きく関係するらしい。幼ければ幼いほど、体感時間はゆっくりと感じるらしい。老いれば、その逆だ。もしも機会があれば小学生にストップウォッチを持たせて何もみないで1分で止めてもらって欲しい。きっと50秒代前半くらいで止めるだろう。逆に御老人は1分10秒くらいで止めるはずだ。

であるから、80を体感時間と言う尺度で半分にすると40ではない。もったいぶるのも難だから答えを言おう。80の半分は19だ。

「彼女なんて出来る気がしない。女死ね。男死ね。皆死ね」

19歳と言えばそんなことを考えながらAV見てちんちんしゅっしゅしている時期だった。高校の頃も然り、中学もまた。しかし、打って変わって小学生の頃は小学生らしく、ミニ四駆にポケモンにドラゴンボール、スーファミ、プレステ、コロコロにお熱を上げていた。あの頃は楽しいものが廻りに溢れていた。学校から橋って帰って夕方まで遊んで寝る。将来に夢を持てて不安なんてなくて。自由だった。

そんな過去の栄光に一つだけ心残りがある。

「パンツめくり」

怖かった。「えっち」だとか「スケベ」だとかそう言った類の言葉を投げつけられるのが何よりも怖かった。清さだ。清かった僕はきっと穢れを恐れたから、少しの穢れを大きくしたくなかったからなのだろう。しかし、汚れきった今なら分かる。

「穢れてよかった」

もしも、今、神が現れたとしよう。そしてこう言う。「これから先、お前は一切オナニー出来ない」僕は死を選ぼう。オナニーのためなら命をかけられる。まんこのためなら心を捨てれる。パンツのためなら悪魔に魂だって売り払おう。いや、待てよ。こうも考えれる。パンツこそ悪魔だ。男たちの視線を離さないバミューダトライアングル。パンツが見たい。パンツのことが頭から離れない。パンツの笑顔をみているだけで幸せになれる。一緒にいるだけでいい。出来れば脱がしたい。持ち帰りたい。口に含みたい。使った後はジップロックに入れて保存したい。

さあ、皆の衆。一秒も無駄にしてはならない。捲って捲ってスカートめくりのその先へ行こう。向こう側へ。スカート捲りの向こう側へ。


<数日後>

先日、捕まえた細身の青年。そうそう強制わいせつ罪で捕まえたあいつです。

だんまりを決め込んでいたんですけどいたのですが、今日やっと口を開いたんです。

ええ、それがですね。ブログを見てくれとだけ。
 
どうすればいいんですかね、ヤマさん。

そうですね。ブログを見てみるとします。


俺達の捜査はこれからだっ!!!

実録!!自動車学校の怪!!!

就職活動もままならないのに現在、自動車学校に通っているのですが、先日、危険予測と称して3人でAT車に乗って互いの運転を確認しあい、注意点とかを紙に書いていく。そんな素敵教習を受けたのですが、これがまた最悪でした。


僕の他二人がうら若き乙女なんですよ。去年、晴れて童貞と言う大監獄「石の水族館」から出所した僕も未だに彼女と母親と数少ない女友達とククリ以外の女性以外怖いんでね、女性にあまり近づきたくない。影で何言われるか分かったもんじゃない。それに女性って股間に穴あいてるんですよ?吸い込まれそうで怖いよ。


セダンに女性二人と教官と一緒に放り込まれ、女性の運転をぼんやりと死んだ魚のように見つめながら注意点とかを書こうそう思ったが、ペンが進まない。だって「ここが駄目。」とか言おうもんなら、まじ、ありえないんですけどーもんですよ。「あいつきもくない?」「ちょー、きもい。」みたいな。ぎゃあああああ!!!


「個人的には何々だと思ったが、正直僕の意見なんてあてにならない。」

「何々に注意すれば、パーフェクトだった。運転手のようなドライバーが増えれば日本から事故はなくなると思う。」

「自転車と接触しそうなところがあったので注意すべきだ。しかし、自転車にも安全注意義務はあり云々。」


打開策としてこんな文章を書いて次の時間に提出したが、僕のを読まれた時、ひやりとした空気。あの空気は小学校の時にあった祖父の葬式で経験したそれに似ていた。


帰り際に返された用紙の裏に夢を書いて街で一番高いビルの屋上から紙飛行機にして飛ばした。サイドスローで投げた紙飛行機は湿っぽい6月の空気を切り裂いて遠くまでよく飛んだ。


どうか、僕も連れて行ってくれ。

ダイアモンドは砕けない

先日、持病のエロ本読まなきゃ死んでしまう病の発作に襲われたときのこと。東北のガブリエルと呼ばれるくらいにピュアな僕はエロ本読むなんて苦痛でしかたないんですが、すぐにコンビニに行って処女臭漂う女子高生のレジを選んでエロ本を三冊、快楽天とピザッツとピザッツSPをレジにバンッと叩きつけてやった。女子高生が怯えた顔してて凄い興奮した。

上記の病気の話はどこかの気狂いが書いたので飛ばすとしてエロ本を読みたくなる原因について言及しますと、中学の頃、読んでいたエロ本に

岡山から俳優になるために、上京したけど、夢にやぶれてフリーター生活。友達もいないし、彼女もいないし、お金もない。そんなときにこのグッズを知りました。 なけなしのお金で開運石(仮)を買ったら宝くじが当たって俳優にもなれた。可愛い彼女も出来て毎日セックス三昧。マジ最高!!まあ、だるいから俳優はやめちゃったんですけどね。

「カウンタックは運転が難しいから今度はベンツを買います!」 ってコメントが大きくドーンと印刷されていてその文の横にフロントバンパーがボコリとへこんだ車の横で大倉孝二似の青年がポーズ取ってる写真が載っている。

そんなくそ胡散臭い広告がありましてね。んなわけあるかよって声を大にして叫びたいのですが、その登場人物の大倉孝二(仮名)が高校の頃にドコモのCMに出ていたんですよ。台詞もないチョイ役でしたけど、天下のドコモ(その頃は)様のCMに出ていましてね。僕はひどく感動した。おそらく彼はあのあと気づいたんですよ。腐っていく自分に。こんな生活を送っていては駄目だ。俺の夢はなんだ?俳優だ!ってことで事務所に全力疾走して社長に土下座して地道に営業してドコモのCMを出れた。

腐った男がまた立ち上がって輝く。ああ、なんとも美しいのだろう。彼はこのまま努力を続けて日本を代表する俳優になるだろう。最近見ないけれど、それがなんだと言うのだ。地道な努力こそが花を咲かせるのだ。数年後、彼は月九の主演に選ばれているに違いない。

ドラマの名前は「ラッキーストーン」男がうさんくさい石を買うシーンから始まる話だ。

導け

先日、ゼミの飲み会に参加したときのこと。どこの大学でもそうだと思うのですが、うちの大学では毎年一回文化祭が開催されるのです。今日はその実行委員のイケメンと喋っていた時のことから始まります。

これもどこの大学も同じだと思うのですが、その文化祭では毎年芸能人を呼ぶのです。それで最近の実行委員会での議題が今年は誰を呼ぶかってのでこれが結構白熱する議題らしいんですね。限りある予算の中でギャランティーが出せて、かつ皆が見て嬉しい。そんな基準をクリアする芸能人がなかなかいないらしいです。

それで僕に「何かいい人いないですかね?」なんて適齢期過ぎたOLのような質問をしてきたので僕は「ガッキー」と強く短く言い切った。

今、一番ときめいている芸能人は新垣結衣だと思うんですよ。あの輝きは稀に見る光線ですよ。X線以来だぜ。高校の頃、MDに録音した深夜のラジオ放送を聞きながら登校して、授業中それを聴きながら寝て休み時間下ネタ喋って女子と一言も喋らず帰る。そんな生活を送った僕にはまぶしすぎる。マイサンシャインガッキー。ああ、そなたの神々しい御姿はこの地を照らすだろう。アテナの女神のように私を導いてくれ。

「無理です」

僕の二千と五百の年を超えた思考に割り込んできたのは実行委員の冷たい冷たい一声だった。彼の弁は「予算がない」

僕らはいつから諦めてしまうようになってしまったのだろう。第一志望の高校に落ちたときか。好きだった女の子に告白できないときにまあそれなりに可愛い子に告白されたときか(これは間違いなく僕じゃない誰か)。プレミアムのAVは高いからってムーディーズのを買ったときか(これは間違いなく僕)。とにかく僕らは変わってしまった。大人は妥協する生き物?だったら僕は大人になりたくない。ここでガッキーを諦めたくない。

「ガッキーはお金に興味ないよ」

僕がどれくらいガッキーについて知っているかといえばその外見と年齢くらいだろう。彼女の本質、心の芯の部分に触れたことなどない。でも、そうだと信じたい。ガッキーは処女で心清らかで天真爛漫な少女だと信じたい。

「え?」

戸惑いを見せるイケメンをまっすぐに見つめて僕は饒舌に口を滑らせた。就職する前の最後の文化祭なのだからこれで妥協はしてほしくないこと。ガッキーが今旬な芸能人であること。高校の頃、暗い生活を送ったこと。それが今でもコンプレックスなこと。そのコンプレックスをガッキーと会うことで打破できるような気がすること。ムーディーズのAVはそんなに抜けなかったこと。

「いやあ・・・」

口を濁すイケメンと反対に僕は満足だった。酒は人を饒舌にさせる。僕は喋れただけで満足だったのだ。そもそも僕はそんなにガッキーを好きじゃない。強いて言うなら、ああ、ククリが好きだ・・・・・。

酒を飲むと饒舌にさせると同時に英語で言う所のボイスを大きくさせる。僕の声はかなり大きく響き渡り、ガッキー云々は全てゼミ生全員のお耳にイントゥーしておったらしい。

次の日、いや、二日酔いで学校を休んだからその次の次の日だ。大学のキャンパスを歩いていると、遠くの方で僕の方を指を刺している女学生がいた。僕は自分に手を振っていると思ったらその後ろにいるほかの誰かに手を振っていた現象に類似する何かだ。と思い、僕はそれを意識しないで「ああ、帰ろうかな。」なんて考えながら歩みを続けたのだけど、「ガッキー!」の一声でまた僕の心はキャンパスに戻された。

ガッキー?まさか僕の後ろにいる人はガッキー似の美少女だと言うのか?この一文は後付にすぎない。「ガッキー!」と言う言葉が耳に入った刹那、僕は振り返ったからだ。

僕の後ろにいたのは虚空。正しく言えば誰もいなかった。「ガッキーはどこだ?見逃してはならぬ。見逃してはならぬぞ!」とばかりに僕はまた先ほどの女学生の方をむいた。これも後付であると報告しておこう。であるから僕は振り返り、前を向きを瞬時に行ったことになる。

女学生は僕を見つめていた。思えば、一昨日会った顔。ゼミ生だった。

「ガッキー、昨日学校休んだでしょ?」

どうやら、僕はあだ名がガッキーになったらしい。

ガッキーと呼ばれるようになってガッキーになって何か変わったか。いや、変わらない。でも僕はお金に興味がなくて処女で心清らかで天真爛漫な少女です。アテナの女神のように民を導きます。


ガッキーは僕達の夢、希望だから。

桜色の心はじけた

数週間前、地味な色で統一された僕が住む街にピンクと言うイレギュラーな存在が現れた。春は出会いと別れの季節なんて言われるけれど、大学在学中の僕にはさほど関係はなくてただの新学期が始まる季節でしかないのだけど、それでも中央から少し外れたところに桜のピンクが頭にインプットされている。

そんな桜の花もこの前の大雨ですっかり散ってしまって今は葉桜。学校の新入生も数が減ってきてやっと落ち着いてきた。浮き足立った春が終わる。

ああ、そういえば今年は花見をしなかった。いや、いつものことなのだが、どこかにしこりが残る。

花より団子とはよく言ったもので要は僕らは酒を飲む口実が欲しい。酒が飲める飲めるぞ、酒が飲めるぞ。と言った案配だ。花を隣に酒を飲むと言うのはよくよく考えればおかしな話なのだ。しかし、それを可としてしまう桜は凄い。糞寒い中、外で酒を飲むなんて花見くらいで正直、和民で飲んだ方がいいんだけど、花見をしない春はどこか味気ない。

そんなことから僕は桜を尊敬して春を一言で表せと言われたら桜と答える。春は曙?平安美人(ブス)は黙ってろ。お前どこ中だよ。桜先輩はすげーんだぞ。

春の代名詞、桜は散った。しかし、春は終わらない。5月は夏と呼ぶには早いし、6月だって微妙なところだ。でも桜が散ってから春が終わるのはきっと早い。

時の流れに少し憂鬱になりながら、時間割を見る。出席したことがない授業が、
1、2、3。なんと過半数。春よ、桜を今一度僕の前に戻ってきてくれ。


僕が来年も大学にいても君は綺麗に咲くのか。

就職活動の憂鬱

「仁成さんっていくつですか?」と言うバイト先の新人の問いかけに少しめんどくささを覚えながらも僕は「大学三年生だよ」と答えた。


よく「いくつですか?」の問いに「何歳に見える?」と問い返す奴がいるけれども、そういう奴は僕が閻魔様になった暁には舌抜いて針の山に放り投げてやろうと思う。閻魔が抜くのは嘘つきの舌だけだけれども嘘つきだとか正直者だとかはどうでもいい。喋る権利すらも剥奪したい。この問いは「自分の評価をしろ。」と言い変えることが出来る。老けているのか若く見えるのか、大人っぽく見えるのか、幼く見えるのか。この後、気まずい思いをするか否かは回答者次第なのだけど、そんな空気にさせるな。でもよく考えれば、年齢を尋ねた方が元凶、悪の枢軸、諸悪の根源なのだ。両者とも舌を抜いて針の山に投げ込んでやる。


大分横道にそれてしまったけれど、そんな僕の答えに質問者はやや驚いてこう言った。


「高校生だと思ってました」

別にこんなことじゃへこまない。人の言うことを全く気にしないような鉄の精神を持ているわけではないし、不感症ってなわけでもない。ただ、少し年齢を下に見られていただけじゃ全然へこまない。最近の高校生は大人っぽい。制服を着ていなかったら何歳か正直分からない。この問答の間中、僕はずっと煙草を吸っていたけれど、高校生くらいになれば煙草の一本や二本吸うだろう。いや、一本や二本どころじゃなく吸う。だから気にしない。「エコーなんて吸うレアな高校生いんのかよ。会ってみたいわ。」なんて笑いながらエコーを吸うレアな大学生は答えていただろう。普段なら。


ただ、最近僕はあることで少し忙しくて少し憂鬱な気分になっていた。いや、そのこと自体が憂鬱な出来事でまたそれが時間を割くものだからまた憂鬱。そんな具合。あることってのは僕が大学三年生であることと今、季節は秋であること、この二つを知っていればあほでも分かる、いや、さすがにあほは分からないかな、どうなんだろ。ああ、また横道にそれてしまった。あることってのは就職活動。


生きるためにはお金が必要てなことはそれこそあほでも僕でも知っていてそのためには働く必要がある。フリーターでも食べていくことには事欠かないだろうけど、汗水たらして働くからにはそれなりのお金が欲しいわけで。だから就職活動を成功させる。すなわちそれなりの企業から内定を勝ち取る必要がある。


そのためにはそれなりの努力であったり、○○であったり・・・と言った具合に色々羅列したいのだけど、正直就職活動の全容が見えてないから羅列できない。ただ努力の他に容姿、ルックスが必要じゃないかななんて考えている。いや、やっぱり、それなりに必要にしておく。これはなんでそう思うかって大型掲示板で「書類選考の団塊だと不細工は落とすってのがあるらしいぞ('A`)」なんて書き込みを見たから。俗に言うソースは2ch。ソースは2ch(笑)って奴。2chの情報なんかに踊らされるのなんて馬鹿だと思う。目の前に自分がいたら間違いなく罵ってる。でも、正直2chですらすがりたいし、第一印象を判断するのに容姿と言うのは重要なファクター。

就職活動への不安。それは常に分厚い暗雲のように心の中に立ち込めている。

そんな状況での「高校生だと思っていました。」と言うデリカシーとかそういう類のものが全くない発言。へこむだけの威力はなかったけれど、気にさせるだけの威力はあった。でもいつまでも気にしていたらあのデリカシーのない新人に負けたような気がするから僕はこの問題についてどうするか思案した。

椅子に座り、机に肘をついて頭を抱えて「ううむ」と呟く。その姿勢のまま静かに目をつむると数分後すやすやと眠る僕がいた。日頃使わない脳みそは僕に明確な答えをくれはしない。

時間はまだあるし、ゆっくり考えればいい。眠かった僕は無理に理由をつけて僕は布団にもぐった。時間がないから焦っているというのに。


それから数日後、友人に呼び出されて僕はファミレスへと足をむけた。正直気が乗らなかった。友人との会話にいつも中身はない。そしてたいして楽しい会話でもない。「だっりい。」と心の中でひたすら念じながら原付に乗っていた。でも、予定は何もなかったし、家にいるのがそれはもう退屈でしょうがなくてこのままじゃ、退屈死するなじゃないかとか考えているときに声がかかったから。僕はファミレスに行くことにした。

ドリンクバーからコーヒーを持ってきてポテトをつまみながら適当に話をする。案の定中身がない会話。あいつは今、何をしているとか、彼女欲しいとかそんな具合。家に帰って風呂に入ったら頭の片隅にすら残っていない。そんなゴミのような会話の中でただ一つだけ。ただ一つだけ光輝く言葉が友人の口から飛び出した。

「あー、彼女欲しい。どうやったらもてるんだよ。大人っぽいのがもてるのか?ヒゲでも生やすかな。セックスー」

この会話の中で一番重要な部分は友人に彼女が出来るかどうかではないのはあほでも分かると思う。横道に逸れることを許してもらえるのならば出来ないと断言しておこうとp網。ヒゲを生やせば大人っぽく見える。これが一番大事。負けないこと、投げ出さない、逃げ出さないこと、くじけないことよりも今この駄目になりそうな状況で一番大事。わらにもすがりたかった僕はヒゲを生やすことにした。

ただヒゲを生やすにしても生やし方がある。さすがにチャップリンのようなヒゲにするわけにはいかないし、不精髭にするわけにもいかない。どんなヒゲを生やすか考慮する必要がある。一番似合った髪型ならぬヒゲ型にする必要がある。だから僕はヒゲ型をネットで調べて洗面所にて自分の顔をマユペンで黒く塗った。

数分後、僕は勝利を確信した。鏡の前でボーントゥーヒゲと叫んだ。早い話がヒゲ似合いすぎ、俺。乗ってきた僕はヒゲのみじゃ飽き足らず、眉毛とかも書き始めた。

数分後、そこには両津と筋肉マンがいた。調子にのった僕は眉毛をつなげて額に肉と書いた。ジャンプのヒーローの合作。これで就職活動がなんとかなるわけないのだけど、この格好で証明写真をとるわけではないし、面接に行くわけではない。ありきたりな落書きだったけど、勝利に浸った僕は笑った。

数日後、僕は街にいた。隣には彼女。僕の頬にはヒゲが鎮座していた。幸せな時間をこれでもか、と言うまでに味わった僕は家に帰ってすぐにヒゲを剃った。彼女に「ヒゲどうしたの?ヒゲ在ったらチューするとき痛いよ。」と言われたから。


問1.彼女とキスできなくなったらどうしますか?

答え.死にます。


この記事を読みながら「ああ、こいつどうしようもないくらいの馬鹿だ。」と思っている方が数名。と言うか読者の方全てが僕に対して冷たい視線を投げていることだろうと思う。たまらない。

ああ、分かってる、分かっている。洗面所でマユペンで顔をペイントしてるとき、いや、ファミレスで友人の話を聞いているときから、いや、その前から気づいてた。就職活動する時に身だしなみを整える。すなわちヒゲを綺麗に剃らなければならないなんてことは分かってた。分かっていたけど、前途したと通り藁にもすがりたかった。

「さて、どうしたものか」

振り出しに戻った僕は机に肘をついて頭を抱えてまた静かに眠った。

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